頭痛Diary / 使い方ガイド

実際の使い方

痛くなったその瞬間から、受診の日まで。実際の画面で順番にたどります。アプリの中に説明文は置いていません——痛いときに読む文字は、少ないほうがいいからです。そのぶんをこのページにまとめました。

画面はすべてサンプルデータです。薬の名前・病院名・数値はいずれも架空のもので、実在の人物・医療機関・製品とは関係ありません。実際にお使いになるときは、ご自身の処方に合わせて薬の名前を登録します。

まず、1日の流れ

やることは3つだけです。あとはアプリが覚えていて、必要なときに声をかけます。

① 痛くなったら強さを1回押す。時刻は自動で入ります。ホーム画面のウィジェットからでも。
② 薬を飲んだら薬を1回押す。2時間後に通知が届きます。
③ おさまったら「治った」を押す。続いた時間が残ります。
その場でぜんぶ書こうとしなくて大丈夫です。②の2時間後と③の「治った」は、あとからでないと書けません。落ち着いてからでかまいません(06 入れ忘れても大丈夫)。
入力画面の頭痛の記録。軽度・中等度・重度の3つのボタンと、記録された1回目のカード

入力タブ → 頭痛の記録

STEP 01 痛くなったら

押すのは、強さの3つだけ

軽度・中等度・重度のどれかを押します。それだけで1回分の発作が記録されます。時刻は自動。保存ボタンはありません(押した瞬間に端末へ保存されます)。

  • 1日に何回でも。2回目・3回目は下に積まれます
  • 場所(左・右・両側)と生活への支障(支障なし・少し・効率半分・寝込んだ)を1タップ
  • 時刻がずれていたら、時刻の欄を押して直せます
生活への支障は、強さから推定した値があらかじめ入っています。違っていたら押し直すだけ。痛いときに考えさせないための初期値です。

つらいときは、ウィジェットだけで終わらせる

ホーム画面にウィジェットを置いておくと、アプリを開かずにその場で記録できます。痛みが強くて画面を見ていられないとき、とりあえず残しておきたいときに。細かいことは、落ち着いてからアプリで足せます。

ホーム画面のウィジェット。アプリ名といまの気圧、今日の回数、軽度・中等度・重度の3つのボタン
ホーム画面のウィジェット
いまの気圧と今日の回数も出ます
ウィジェットを押すと出る小さなクイック記録の画面。時刻、強さの3つ、飲んだ薬のチェック、記録するボタン
押すと、この小さな画面だけ
「記録する」で閉じます
  • 強さを押す → 出てくるのは小さなポップアップだけ。アプリは開きません
  • ついでに飲んだ薬もチェックできます(任意)
  • あとから入力タブでその日を開けば、場所・症状・誘因・治った時間を足せます
  • ウィジェットの追加は、ホーム画面を長押し →「ウィジェット」→ 頭痛Diary
入力画面の症状。脈打つ痛み・重い痛み・ピリピリ・はき気・嘔吐・光がまぶしい・音がつらい・においがつらい・動くと悪化のチップと、前兆のスイッチ

入力タブ → 症状

STEP 02 症状と前兆

あてはまるものを、押せるだけ

9つの症状から、あてはまるものをタップします。ぜんぶ埋める必要はありません。思い出せるものだけで十分です。

  • 脈打つ/重い/ピリピリ=痛みの感じ方
  • はき気/嘔吐/光/音/におい=一緒に出る症状
  • 動くと悪化=片頭痛と緊張型頭痛を分ける、大事な手がかり
  • 前兆をオンにすると、種類(見え方・感覚・ことば)と長さも選べます
症状はカレンダーとPDFに「脈」「は」「光」のような1文字のマークで出ます。診察のときに一目で伝わります。
服薬と効果の画面。飲んだ薬のカードに、2時間後の痛み・日常生活・副作用、24時間後のぶり返しを選ぶボタンが並ぶ

入力タブ → 服薬と効果

STEP 03 薬を飲んだら

薬を1回押す。2時間後に通知が来る

飲んだ薬のボタンを押すと、その時刻で1回分が記録されます。2時間後に通知が届くので、そこで3つに答えます。

  • 痛み/完全になくなった・ある程度よくなった・よくならなかった
  • 日常生活/普段どおりできた・思いどおりにはできなかった・できなかった
  • 副作用/症状はなかった・あるが耐えられる程度・強く、困ることがあった
  • 翌日にぶり返したかどうかも1タップ
2時間後が真夜中に当たるときは、翌朝8時に繰り延べます。眠っているところを起こしても、正確には答えられないからです。トリプタンを短い間隔で2回押すと、その場で注意が出ます。
入力画面の上部。お薬の効き目と治った時間が未入力であることを知らせる2本のバー

入力タブ → 記録カードの下の「治った」

STEP 04 おさまったら

「治った」を押すと、続いた時間が残る

痛みがおさまったら、その発作のカードの「治った」を押します。押した時刻が終わりとして記録され、始まりからの時間が出ます。

  • 片頭痛は4〜72時間続くのが典型です。何時間だったかは診断にも効きます
  • 分析タブに平均・いちばん長かった発作・4時間以上の回数が出ます
  • 押し忘れても、あとからその日を開いて足せます
寝ているあいだにおさまった、というときは、翌朝に「治った」を押してから時刻を直すのが早いです。
思いあたる誘因のチップと、その下に分けて置かれた前ぶれのチップ

入力タブ → 思いあたる誘因

STEP 05 誘因と前ぶれ

「きっかけ」と「もう始まっているサイン」は別

思いあたるものをタップします(いくつでも)。誘因と前ぶれは、行を分けてあります。

  • 誘因=天気・睡眠不足・ストレス・アルコールなど、きっかけになりうるもの
  • 前ぶれ=あくび・首こり・甘いものが欲しい・眠気など
  • 前ぶれは発作がもう始まっているサインのことがあります。誘因として数えると集計が濁るので分けました
分析タブの「よく挙げた誘因」は選んだ回数の順です。原因の強さの順ではない、とアプリの中にも書いてあります。
入力画面の上部に、お薬の効き目が1件未入力ですという琥珀色のバーと、治った時間が1件未入力ですという緑のバーが並んでいる

入力タブの上に出るお知らせ

STEP 06 入れ忘れても大丈夫

あとからしか書けないものは、アプリが覚えている

この2つは、記録したその場では書けません。書ける頃には画面を閉じています。だから入力タブの上にお知らせを出します。

  • 琥珀色のバー=お薬の効き目が未入力(服用から2時間たったもの)
  • 緑のバー=治った時間が未入力(始まってから4時間たったもの)
  • タップすると、その日の記録へ飛びます
まだ書けないものは、急かしません。飲んで2時間たっていない薬は「2時間後に記録」、始まったばかりの発作は「続いています」と出るだけで、未入力としては数えません。
カレンダー画面。マスの上半分が午前・下半分が午後の色。処方薬の赤い丸、市販薬の青い丸、サプリの錠剤マーク、通院の緑の十字、生理のピンクの線

カレンダータブ

STEP 07 カレンダーの見かた

1か月ぜんぶが、1画面に

マスの上半分が午前、下半分が午後。その時間帯でいちばん強かった発作の色が入ります。

  • 1回タップでその日の内容が下に出ます。もう一度で編集へ
  • カレンダータブをもう一度押すと、今月・今日に戻ります
  • マスの中のマークは、下の早見表のとおりです

マークの意味

色だけに頼らず、形と置き場所でも分かるようにしています。

3 軽度午前だけ痛かった日
4 中等度1日じゅう痛かった日
5 重度色だけでなく斜線でも区別
赤い丸=処方薬を飲んだ
青い丸=市販薬を飲んだ
丸が2つ=処方薬と市販薬の両方
錠剤のマーク=サプリを飲んだ
緑の十字=通院した日
下のピンクの線=生理(オンのときだけ)
処方薬と市販薬を赤と青にしているのは、色の見え方に特性のある方でも明るさで見分けられるからです。サプリだけは薬ではないので、丸ではなく形の違う錠剤マークにして左下に置いています。
記録タブ。日ごとのカードに発作の時刻・強さ・場所・生活への支障・続いた時間、薬と2時間後の結果、誘因が並び、未入力のあるカードには印がついている

記録タブ

STEP 08 記録でふり返る

開かなくても、その日のぜんぶが読める

日づけの新しい順に並びます。カードを開かなくても中身が読めます。

  • 発作ごとに時刻・強さ・場所・生活への支障・続いた時間
  • 薬ごとに薬の名前・量・2時間後の痛み
  • 誘因・前ぶれ・メモも、そのまま
  • 上の絞り込みで軽度/中等度/重度/薬あり/前兆だけを表示
未入力があるカードは枠が琥珀色になり、ゴミ箱の上に⚠が付きます。タップすればその日に飛べます。
分析画面の上部。1か月・2か月・3か月・6か月・1年・受診から・日付指定の期間チップと、頭痛の日・発作・薬を使った日・One and Done の4つの数字

分析タブ

STEP 09 受診の前に

期間はワンタッチ。この画面を見せるだけ

受診のときにいちばん使う画面です。PDFを印刷しなくても、この画面を先生に見せれば経過が伝わります。

  • 「受診から」=前回の診察日から今日まで。通院の記録から自動で読みます
  • 「日付指定」=〇月〇日〜〇月〇日も自由に
  • 上の4つ=頭痛の日/発作の回数/薬を使った日/One and Done
One and Done=薬を飲んで2時間以内に痛みが完全に消え、24時間ぶり返さなかった回。急性期治療の理想のゴールとされています。
分析画面の1 重症度。強さの円グラフ、痛む場所、生活への支障の日数
分析画面の2 薬の効き目。薬ごとに2時間で消えた率・普段どおりの生活率・One and Done 達成率・副作用で困った率が並ぶ

分析タブ →「診察でみる3点」

STEP 10 診察でみる3点

先生が短い時間で見るのは、この3つ

診察は長くありません。だから①重症度 → ②薬の効き目 → ③薬を使った日数の順に、番号を振って並べています。

  • ① 重症度/強さの内訳・痛む場所・生活への支障(寝込んだ日が何日か)・発作が続いた時間
  • ② 薬の効き目/薬ごとに、2時間で消えた率・普段どおり過ごせた率・One and Done・副作用で困った率
  • ③ 薬を使った日数/直近30日で何日使ったか。目安を超えそうならお知らせ
数が少ないうちは % を出しません。2回中2回で「100%」と出ても意味がないからです。薬ごとに3回ぶん評価がたまってから割合を表示します(先生が判断できる目安も、だいたいその辺りです)。
通院・薬タブ。頭痛にかかったお金の合計と内訳、診察と市販薬の切り替え、通院の記録
通院・薬タブの市販薬の購入記録。買った店・薬・金額が日づけ順に並ぶ

通院・薬タブ(診察/市販薬で切り替え)

STEP 11 通院・薬とお金

通院していない方も、ここを使えます

市販薬を買った記録だけでも残せます。頭痛にどれくらいお金がかかっているかは、受診を考えるときの手がかりになります。

  • 診察/病院名・内容(診察・MRI など)・処方された薬・メモ。診察料と薬代は別々に入れられます(窓口が違うので)
  • 市販薬/買った店・薬・金額
  • 上の帯に直近12か月の合計と1か月あたり、診察・処方薬・市販薬の内訳
  • ここに残した受診日が、分析タブの「受診から」の起点になります
気圧の画面。いまの気圧と6・12・24時間の変化、7日間の折れ線に頭痛の時刻が強さの色で重なり、記録が飛んだところは破線

ヘッダーの気圧ボタン → 気圧

STEP 12 気圧(任意)

「今日は下がっている」が、数字で見える

端末に気圧センサーがあれば、1時間ごとに気圧だけを記録できます。設定でオンにしてお使いください。天気予報や観測値を取りに行くことはありません(アプリは通信できません)。

  • いまの気圧はどのタブにいてもヘッダーに出ます。ウィジェットにも
  • ヘッダーの気圧ボタンから、24時間・3日・7日の推移へ
  • 折れ線に頭痛の時刻を強さの色で重ねます。記録が飛んだところは破線
  • 2週間ぶんたまると、発作の日と発作がなかった日の同じ時刻をくらべた結果が出ます
設定の「気圧センサーチェック」で、お使いの端末にセンサーがあるか、いま実際に測れるかを確かめられます。センサーがない端末ではオンにできません。記録が大きく飛ぶときは、端末の電池設定でこのアプリを省電力の対象から外すと安定します。
月間チェックシートの印刷プレビュー。日ごとの行に強さ・症状・服薬・経過が並ぶA4の表
データのバックアップ画面。保存されている記録の日数、通院・市販薬の件数、気圧の点数、最後のバックアップ日

PDF・印刷/設定 → データのバックアップ

STEP 13 紙で渡す・持ち出す

PDFでも渡せる。機種変更でも消えない

画面を見せるのがいちばん早いのですが、紙で渡したいときのためにPDFも用意しています。

  • 月間チェックシート/カレンダーの下のボタンから。1か月を1枚に
  • 期間レポート/分析タブの期間そのままを1枚に
  • バックアップ/頭痛・通院・市販薬・薬とサプリの設定・気圧のログまで、すべてを1つのファイルに
  • 復元は上書きではなくマージ。同じファイルを二度読んでも重複しません
記録は端末の中だけにあります(クラウドバックアップの対象からも外しています)。端末が壊れると戻せません。ときどきバックアップを取って、安全な場所に置いておいてください。
設定画面のメニュー。薬の管理、生理の記録、サプリの管理、気圧の記録、データのバックアップ、このアプリについて、このアプリを評価する

ヘッダーの歯車 → 設定

STEP 14 設定でできること

使うものだけを、画面に出す

いらない機能は、画面にも出てきません。

  • 薬の管理/名前を変える・足す・使わない薬を隠す。処方薬か市販薬かもここで
  • 気圧の記録/センサーの有無を確かめてからオン
  • 生理の記録・サプリの記録/使う方だけオン
  • データのバックアップ/書き出しと復元
  • このアプリについて/版・開発・公式サイト
薬の名前を変えると、過去の記録の薬名もまとめて変わります。集計が2つに割れないようにするためです。ヘッダーの本のマークからは、片頭痛についてのコラムが読めます。

よくある質問

使っていて迷いやすいところを集めました。

保存ボタンがありません。どこで保存するのですか?

押した瞬間に端末へ保存されています。保存ボタンはありません。痛いときに「保存を押し忘れた」が起きないようにするためです。あとからいくらでも直せます。

何日も前の記録を、あとから足せますか?

足せます。入力タブの日付を左右の矢印で動かすか、日付そのものを押してカレンダーから選んでください。カレンダータブでその日を2回タップしても、同じ画面に行けます。

薬の名前を、自分の処方に合わせたい

設定 →薬の管理で、名前を変える・足す・使わない薬を隠すことができます。分類(トリプタン・ジタン・ゲパント・市販の痛み止め・単剤・吐き気止め・予防薬・CGRP関連抗体薬)と、処方薬か市販薬かもここで設定します。名前を変えると、過去の記録の薬名もまとめて変わります。

「薬を使った日数」の目安が、10日だったり15日だったりします

薬の種類で目安が違うためです。単剤の痛み止め(ロキソプロフェン・アセトアミノフェンなど)だけなら月15日、トリプタン・ジタン・ゲパント・配合された市販薬を含むなら月10日が目安とされています。単剤しか使っていない方に10日で警告を出すと、要らない不安を与えてしまうので切り替えています。予防薬と吐き気止めは日数に数えません。

2時間後の通知が、真夜中に来ませんか?

来ません。23時〜7時に当たるぶんは、翌朝8時に繰り延べます。眠っているところを起こしても正確には答えられませんし、起こしてしまうこと自体がよくないからです。

記録はどこに保存されますか?クラウドに送られますか?

端末の中だけです。このアプリは通信できる権限そのものを持っていません。アプリに広告も解析もアカウント登録もありません。クラウドバックアップの対象からも外しているので、Google のサーバーにも送られません。(このウェブサイトのアクセス数だけは当方のサーバーで数えていますが、アプリの記録とは無関係です。)くわしくはプライバシーポリシーをご覧ください。

機種変更するときは?

設定 →データのバックアップでファイルを書き出し、新しい端末でファイルから復元してください。頭痛の記録・通院と市販薬の記録・薬とサプリの設定・気圧のログまで、すべて1つのファイルに入ります。復元は上書きではなくマージなので、同じファイルを二度読んでも重複しません。

気圧が記録されない時間があります

端末が深く眠っているあいだは、記録が飛ぶことがあります。グラフでは破線で示しています。大きく飛ぶときは、端末の電池設定でこのアプリを省電力(電池の最適化)の対象から外すと安定します。気圧を測るのは1時間に十数秒だけなので、外しても電池はほとんど変わりません。

ウィジェットは何ができますか?

ホーム画面からアプリを開かずに強さと服薬を記録できます。小さなポップアップが出るだけなので、痛いときでも数秒で終わります。いまの気圧も表示されます。

頭痛がなかった日も、記録したほうがいいですか?

しなくて大丈夫です。何も記録しなかった日=頭痛がなかった日として数えています。書かないことが、そのまま情報になります。

記録より先に、受診してほしい頭痛

アプリの中にも同じことを書いていますが、大切なので、ここにも置いておきます。次のようなときは、いつもの発作として記録するより先に医療機関を受診してください。

突然、雷に打たれたように激しくなった頭痛/発熱や首の硬さをともなう/手足の力が入らない・言葉が出ない・物が二重に見える/50歳を過ぎてから初めて起きるようになった/いつもと明らかにパターンが違う、だんだん悪化していく/妊娠中・産後、がんや免疫の病気の治療中に起きた頭痛。

わからないことがあれば

当事者としてつくっているので、使ってみての実感がいちばんの手がかりになります。ご意見・ご要望・不具合の報告、どれもお気軽にどうぞ。

Googleフォームが開きます。症状や通院先など、健康に関する具体的な内容は書かないでください。