『頭痛の診療ガイドライン2021』でも、頭痛の経過を記録することがすすめられています。その考え方を、スマホで続けられる形にしました。
軽度・中等度・重度をワンタップで入力。現在時刻は自動で入ります。すべて自動保存なので、頭が痛くてうまく入力できなくても消えません。落ち着いてから書き足せます。

入力画面。押すだけで、時刻つきで残る
片頭痛の方は思っていたよりずっと多い。でも「記録が続かない」壁は、たいてい同じところにあります。
痛いときに机に向かって書くのは無理。落ち着いた頃には、もう思い出せません。
「この2か月どうでした?」に、はっきり答えられない。薬が効いているのかも、なんとなくでしか分からない。
月に何日飲んだか数えていない。気づかないうちに増えていることがあります。
同じ境遇の方にも使ってもらえたらと、無料で公開しています。
頭痛ダイアリーをもらっても、いつも持ち歩いてはいません。いざ頭痛のときは痛くて書けない。頭がガンガンして、できればスマホの画面も見たくない——そんな状態です。
その中でも「なんとか押せる」ところまで削って設計しました。ボタンは3つ、時刻は自動、あとは自動保存。
私自身、少し前まで市販の鎮痛薬でなんとか凌いでいました。頭痛外来にかかって、はじめて別の選択肢があることを知りました。あのころの自分のような人が、早く医療にたどり着けたらと思ってつくっています。

アプリを開かず、ホームのボタンから記録できます

押すとその場にポップアップ。本体アプリは開きません
痛いときの操作は少なく、あとから振り返れる情報は多く。

記録に必要な項目——日付・時刻・強さ・症状・服薬・誘因——をひととおりそろえたうえで、痛いときの操作だけを減らしています。

急性期治療薬が効いているかは、服用ごとに「2時間後」を残すのが基本の考え方です。それを毎回の入力に組み込みました。

マスの上半分が午前、下半分が午後。強さで色が変わります。

受診のとき、いちばん使う画面です。

限られた診察時間で判断されるのは、この3点。番号つきでその順に並べています。

頭痛の日数と、そのうち薬を使った日数を1枚に並べています。

同じ薬でも、飲むのが早いほど効きやすいとされています。軽度のうちに飲んだ回と中等度以上になってから飲んだ回を分けて、それぞれの達成率を出します。

日づけの新しい順にカードが並びます。開かなくても中身が読めるので、受診の前にさっと目を通せます。

端末に気圧センサーがあれば、1時間ごとに気圧だけを記録します。天気の予報や観測値を取りに行くことはありません(通信しません)。

ヘッダーの本のマークから読めます。『頭痛の診療ガイドライン2021』を参考に、当事者向けにまとめ直したものです。

通院していない方も使えます。市販薬を買った記録だけでも残せます。

ふだんは画面を見せれば足ります。それでも紙が要るときに。
飲んで、2時間以内に痛みが消え、24時間ぶり返さない。これが理想です。
「なんとなく効いた気がする」では、薬を変えるべきか判断できません。服薬1回ごとの記録から、薬ごとの達成率として出します。
※ 画面はサンプルデータです。効き目は1回では判断できません。同じ薬で3回ほど重なると傾向が見えてきます。

薬ごとに、達成率が並ぶ
画面ツアーで触れていない、細かいけれど効くところ。
アプリの画面に説明は置いていません。痛いときに読む文字は少ないほうがいいからです。そのぶん、使い方はぜんぶこちらに。
使い方ガイド
痛くなってから受診の日まで、実際の画面で14ステップ。入力・カレンダーのマークの意味・記録の見かた・分析・PDF・バックアップ、それとよくある質問まで。
使い方を読む
頭痛薬は飲む日が多い状態が続くと、かえって頭痛が起きやすくなることが知られています。
10トリプタンなどを含むなら月10日以内
15単剤の痛み止めだけなら月15日以内
目安は薬の種類で違います。ロキソプロフェンやアセトアミノフェンの単剤だけを使っている方に、10日で警告を出すことはしません。直近30日で数え、目安の2日前からお知らせします。超えそうなときは我慢せず、頭痛を減らす薬(予防薬)を医療機関にご相談ください。
このアプリは通信できる権限を持っていません。セキュリティの観点から、記録は端末のみに保存され、外部へは通信されません。
アプリには広告も解析もアカウント登録もなし。クラウドバックアップの対象からも外しています。(このウェブサイトのアクセス数だけは当方のサーバーで数えていますが、アプリの記録とは無関係です)
何年ぶんも積み上がった記録は、あとから作り直せません。
機種変更しても、バックアップと復元でかんたんに移せます。頭痛の記録・通院の記録・薬とサプリの設定まで、すべて1つのファイルに。
頭痛の記録も、あなたの生活の一部。大事にお預かりします。
アプリの中でも同じことを書いていますが、大切なので、ここにも置いておきます。次のようなときは、いつもの発作として記録するより先に医療機関を受診してください。
突然、雷に打たれたように激しくなった頭痛/発熱や首の硬さをともなう/手足の力が入らない・言葉が出ない・物が二重に見える/50歳を過ぎてから初めて起きるようになった/いつもと明らかにパターンが違う、だんだん悪化していく/妊娠中・産後、がんや免疫の病気の治療中に起きた頭痛。
日々の頭痛を記録することは、『頭痛の診療ガイドライン2021』(日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会 監修/「頭痛の診療ガイドライン」作成委員会 編、医学書院)でもすすめられています。このアプリは、そこで示されている「経過を残して診療に役立てる」という考え方を取り入れ、項目の並びや言い回しは自分たちで組み直したものです。特定の配布資料を複製したものではありません。

設定 → データのバックアップ
ご意見・ご要望・不具合の報告など、お気軽にどうぞ。当事者としてつくっているので、使ってみての実感がいちばんの手がかりになります。
フォームを開くGoogleフォームが開きます。症状や通院先など、健康に関する具体的な内容は書かないでください。